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2010年10月8日金曜日

相応しくないもの

経営を離れて3年目に入りました。

今から思えば経営とは、もっとも私に相応しくないことだったのではと思います。
自分で言うのもおこがましいですが、リーダーシップにも戦略、戦術等にも長けているので、
利益を出すことはたやすいことでした。
では、どこが相応しくないのかといいますと、性格が経営、ビジネスに向いてないと思います。
本当に23年もの長い間、あれほど性にあわないことをよくも、まあ、続けたものです。
現役時代は、万年、痛風に悩まされたものです。
痛風になる一番の原因は、ストレスだそうです。
経営をやめてからは一度も症状が出ていません。
まったくもって体は、正直なものです。
今でも、多くの方から、このビジネスは儲かるからやりませんかという
お誘いを受けますが、総てお断りをしています。
金儲けに、何故かまったく興味がなくなってしまいました。
生活出来るだけの収入があれば、それで満足しています。
しかし、以前より、働いています。
矛盾しているかもしれませんが、現実にそうなのです。
今は、自分のことより、他人、他社の為に多くの時間を費やしています。
これが、また、本当に楽しく感じられるのです。
今、私の周りはとても良い人間ばかりです。
良い人間の為なら、尽くしても全然惜しくないです。
私に限らず誰しもが、好きな人の為なら尽くすことが幸せではないでしょうか。
47歳になり、やっと自分というものを知りえたような気がします。
この幸せを失わないように、多くの仲間で感謝という言葉を
一時も忘れないようにしたいと思います。
この人のように、自然と仁義、恩義をいつも感じられる人間になれるように
努力したいと思います。
ただ、ケチで頑固で支配者的なところは、見習ってはいけませんが。